投稿を報告する

仕組債のカラクリを理解するにはどうすればよいですか?

内容を理解して投資することが重要です。 仕組債のカラクリを理解するには、まずは 「ノックイン」 と 「ノックアウト」 の概念を把握する必要があります。 2つの事象を理解することで、その仕組債がどのような条件で償還されるのかが判断できるようになります。

仕組債とは何ですか?

それは、「仕組債」と呼ばれるデリバティブ (金融派生商品)が組み込まれた債券のことです。 通常の国債や社債は満期やクーポン (利子)が固定されていることが一般的ですが、仕組債はマーケット動向によってそれらが変化します。 一般的に、国債や社債は発行体がデフォルトしなければ、償還期限に元本が返ってきますが、仕組債ではそれが保証されていない点に大きな違いがあります。 それでも、低金利が常態化し運用が難しくなっていることから通常の債券と比較すると格段に高いリターン (高利回り)が期待できるため人気を博しています。 仕組債の発行者は、主に海外の金融機関です。 発行者がアレンジャーと呼ばれる証券会社を通じ資金調達を行います。

為替系仕組債とは何ですか?

為替系仕組債は、外国通貨の為替と連動する債券です。 代表的なものは「デュアルカレンシー債」と呼ばれるもので、償還時に大幅な円高になっていなければ損失は発生せず、クーポンを得ることができる債券です。 ただしデュアルカレンシー債は、償還時に基準を超える円高になった場合には参照通貨で償還されるため、為替による損失を被ることになります。 株式系は株式指数を参照価格として変動する仕組債です。 代表的なものは「日経リンク債」と呼ばれるもので、日経平均がノックイン価格と呼ばれる水準まで下がらなければ高いリターンを得ることができます。 金利の変動と連動して価格や利回りが変動する金利系と呼ばれる仕組債もあります。 特に「リバースフローター債」が金利系の代表的な仕組債です。

仕組債の発行者の倒産とは何ですか?

仕組債の発行者の倒産などで、債券の利払いや元本の償還が履行されないリスク があります。 2008年に発生したリーマンショックは、アメリカの有力投資銀行であるリーマン・ブラザーズの倒産がきっかけでした。 仕組債の発行者の多くはリーマン・ブラザーズのような海外の金融機関であり、無茶な経営をしている場合があります。

関連記事

世界をリードする暗号資産取引プラットフォーム

ウェルカムギフトを受け取る